大阪一「ぶっ飛んでいる」炭火焼栄ちゃんがヤバイ

東京別視点ガイドの松澤さんから「大阪一ぶっ飛んだ店があるよ〜!」と聞き、大阪在住としてはこれは行かなければ、ということで訪ねてきました。

場所は吹田市北千里駅。
駅前のアーケードの中にある、炭火焼栄ちゃんです。

この方が、炭火焼栄ちゃんの店長「栄ちゃん」。確かに栄ちゃんの格好はなかなかハイセンスでぶっ飛んでる感じがしますが、この店が「ぶっ飛んでる」と言われる所以は、もっと違う点にあったのでした。
栄ちゃんを100倍楽しむために、あらかじめ予習しておきたいぶっ飛びポイントを書いておきたいと思います。

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店内に一歩足を踏み入れると入ると、もうそこは栄ちゃんワールド。

予約して行ったのですが、まず待ち構えていたのは、栄ちゃんにめちゃくちゃに叱られるという洗礼でした。

「ちょっと!男の人と女の人の数、ちゃんと教えてくれないと駄目だよ〜っ!」

それってそんなに重要なことなのかなぁとも思いながら、すみません…と謝ります。
そしてその後も勝手が分からず、ハイパー叱られモードは続きます。

「栄ちゃんはすごく忙しいから、ドリンクは勝手に取ってっ!」「今日はすごく忙しいのっ!男性はほら、早くお皿を取りにきてっ!」

ドリンクの選び方、ビール瓶の置く場所、料理のシステム、料理のタイミングなど、ただただ叱咤の嵐を受けます。
すみません…すみませぇん…平謝りする私達、まるで新入社員の頃を思い出すようです。

〜ポイント〜

•男女の人数は絶対に報告しておくこと。もし男女の人数に変更があれば必ず事前に連絡をすること。席に通されても勝手に座ってはいけない、男女の座る席は栄ちゃんが決める。

•栄ちゃんは忙しいので、ドリンク飲み放題の所から自分で選ぶこと。生ビールは自分で注ぐこと。ビール瓶などは畳の上に置かないこと。料理は自分達で配膳すること。特に男性が積極的に配膳を行うこと。栄ちゃんが呼んだらすぐに駆け付けること。

正直褒められて育っていきたいタイプの私は、この時点で「駄目だ…栄ちゃんは嫌いな人種かも…」なんて思っていました。

でも、ここからが栄ちゃんのサービスの本気だったのでした。

そんなに必要なのかなぁと思っていた「男女の構成比と人数と座る場所」なのですが、

実は栄ちゃん、男女によって取り皿を変えているのです。そうです。この為に男女の人数と座る席を細かく聞かれたのです。しかも、女性用の取り皿を持ち上げると中には…

▲シュークリーム!

さらに可愛いナプキンつきです。
ちなみに男性用の取り皿の下は空っぽでナプキンも無し。栄ちゃん、かなりの女尊男卑〜〜〜!

先ほどの猛烈な叱咤の後だからか、このぶっ飛んだ謎のサービスに、何故かちょっと感動してしまう女性陣なのでした。

〜ポイント〜

•栄ちゃんは女性に優しく男性に厳しい。

さてだいぶシステムが分かってきたところへ、料理が運ばれてきました。
運ばれてきたと言っても、運んでくれるのは男性陣だったのですが…

このメニューがまたぶっ飛んでました。


▲食パン一斤くらいある冷奴


▲いなり寿司とキムチの盛り合わせ

〜チーズおかき寄せ〜

そして…


▲鯛の活け造りと刺身盛り合わせ

オレンジ•お団子•チョコ•大福添え
〜ポッキーを刺して〜

もう、もう、ぶっ飛びすぎてて、意味が分かりません。しかもこれら全て前菜なんだそうです。
うーん私には、前菜とメインと締めのライスとデザートというフルコースが、仲良く手を繋いで一列で走ってくるように見えます。

「電話くれたから、今日は凄く豪華なの用意しちゃったんだよっ!」
いやはや凄く豪華です。凄く豪華なんですけど、どうしてこんなにもカオスに見えるのでしょう。
果たしてそのお味は…?
それでは、いただきましょう。


▲かんぱーい!

…あ!!!

うそー!!

美味しい!!!

こちらのポッキーは刺身の水分で若干シナシナになっていましたが、ポッキーがささっていた鯛のお刺身はプリプリとしていて大変美味しいのです。

こちらの一口チョコは存在感あり過ぎでしたが、横にあったタコと明太子は新鮮で口の中で弾けて美味しいです。

いやぁ、またしても不意に感動してしまいました。叱ってからのサービス。驚かせてからのサービス。
栄ちゃんの巧みなアメとムチによって、次第に皆、栄ちゃんに心惹かれて行くのを感じていました。

〜ポイント〜
•栄ちゃんの料理は独創的である。
•栄ちゃんの料理はとても美味しい。
•栄ちゃんのアメとムチを堪能すると楽しい。

さて、前菜によって結構お腹いっぱいになった頃、やっとメインが運ばれてきました。

どひゃ〜〜〜!すんご!!
鯛やヒラメが舞い踊ってる〜〜〜〜!
そう、栄ちゃんのメイン料理は炭火焼料理なのです。鯛•ヒラメ(カレイ?)•サザエ•焼き鳥•岩牡蠣、明らかにオーバーサイズで七輪の上に鎮座ましていました。
端の岩牡蠣なんて、完全に焼く気無いだろというような感じです。

そしてやっぱり栄ちゃんの用意した食材、めちゃくちゃ美味しい。
ただ焼くのに時間がかかるということで、メインの途中ですが栄ちゃんからデザートの支給です。
「ほら、アイスあげるっ!女の子は、イチゴ味だよっ!」

食べる順番の概念なんて、ぶっ飛ばす。
だってここは、栄ちゃんワールド。

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さてさて、こんな様々なぶっ飛んだサービスを提供してくれる栄ちゃん。
ここディオス北千里が出来たのが平成6年なので、もう20年近く営業されているようです。

「栄ちゃんは、発想が違うからねっ!」

「お客さんのことを一番になんて考えてないのっ!栄ちゃんが主役。栄ちゃんが面白いと思ったことをやる場所なの!」


▲楽しい空間(アミューズメント) と書かれた貼り紙

「そうじゃないと、お店なんてやってられない。栄ちゃんが楽しくて、それで楽しんで貰えたら最高だよねっ!」

なるほど。こんなに破天荒なのに、こんなに長くお店を続けてこれたのは、栄ちゃんのその姿勢があるからこそなのでしょう。
少し辺鄙なこの場所に人が沢山訪れる理由は、自由奔放でぶっ飛んだ「栄ちゃん」に会いに来ること、これしかないでしょう。


▲店内はハロウィン仕様。これも、栄ちゃんの発想勝ち!

「本当、大変なこともいっぱいあるんだよっ!」
「ここの家賃が高過ぎて、栄ちゃん困ってるのっ!」
「家賃が本当に高くて、⚪︎⚪︎円もして〜…家賃…家賃…」

栄ちゃんはその後、家賃の話しかしませんでした。そう、ここは炭火焼栄ちゃん。栄ちゃんが話したいことを話す場所なのです。

〜ポイント〜
•炭火焼栄ちゃんの主役は「栄ちゃん」である
•今栄ちゃんのもっぱらな悩みは家賃である

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さてさて、メインの炭火焼を終えたら、〆のご飯です。
散々栄ちゃんのぶっ飛び具合を紹介してまいりましたが、一番ぶっ飛んでるのはこの〆のご飯なのです。

ぶっ飛んでる、というか、
なんというか。
ぶっ飛んでくるのです。

「最後のお楽しみ、いくよっ!」
「ほら、手はパーに開いて、胸のあたりで固定してっ!自分から手を出しちゃだめっ!!」

ん?
栄ちゃんの謎な指導のあと…

ビュッ!!

バスンッッッッ!!!!!

突如響く風を切る音と、そして鈍い感覚!!手に収まったものは…

▲オニギリ

オニギリです。締めのオニギリです。
まさかの、締めのオニギリぶっ飛んできました!!!またそのスピードが凄いです。フワッ、じゃないのです。ビュッ!!!なのです。
絶対に何かおかしい状況なのですが、完全に栄ちゃんのペースに巻き込まれている私達には、オニギリを投げる栄ちゃんがとても格好良く見えました。
栄ちゃんは、人生もオニギリも、全力投球なんだ!栄ちゃんは、カリスマだ〜!!

…ただし栄ちゃん、たまには失敗します。猿も木から落ちる、カリスマもオニギリのコントロールを失うと言います


▲ごはん粒だらけになった友人

さてさて、オニギリを投げ終わって、謎にテンションが急上昇した栄ちゃん。お土産持って帰れ〜!と、お菓子をはじめなんでもかんでも投げてきます。

最終的に、店にあったフランスパンが宙を舞った時は、もはや笑いが止まりませんでしたね。
でも、何があっても納得出来ます。だってここは、炭火焼栄ちゃんだから。

〜〜ポイント〜〜
•栄ちゃんではオニギリが飛ぶ
•栄ちゃんではフランスパンも飛ぶ
•栄ちゃんのテンションが上がると誰も止められない

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いやぁ〜本当に楽しかったです。
書いててもめちゃくちゃです。めちゃくちゃなんですけど、栄ちゃんが楽しいと私達も楽しくなり、私達が楽しくなると栄ちゃんも楽しくなるのです。

最初は「栄ちゃんとは相容れないかも」なんて思ってましたが、店をでる頃には完全に栄ちゃんの虜となってました。

ぶっ飛んだ発想、ぶっ飛んだ行動をする人には、不思議な魅力があると思うのです。これって未知への好奇心を刺激してくれるからでしょうか?

また、ワクワクさせて〜!
どうも、ありがとうございました!

〜〜〜まとめ〜〜〜
•栄ちゃん、最高に最高!!!

炭火焼栄ちゃん

住所:大阪府吹田市古江台4-119 ディオス北千里8番館B1F
電話番号:06-7653-7405
営業日:定休日なし 18:00~23:00
3時間お任せコース3500