山口下関 公園の中にひっそりと残る砲台跡(火の山砲台)

山口県、下関市。
展望台やレストランも併設され市民に愛されている火の山公園という場所があります。

火の山という名前の通り、ここは小高い山になっています。ロープウェーや車で山頂へ上がると、目下には素晴らしい景色が広がり、関門海峡や下関の町並みが一望出来るスポットとなっています。おそらく、昼は親子連れ、夜はカップルで賑わうような、市民の憩いの場所なんではないでしょうか。

そんな公園ですが、実は、もともとは砲台があった場所でもあるのです。
明治時代、周囲を海に囲われていた日本は、全国的な要塞建設の必要に迫られていました。ここ火の山砲台跡は、その中でも下関要塞の一部として建設されました。
日露戦争太平洋戦争、激動の時代を超え、平和になったのちに公園として整備されたのです。

そしてその残され方が、大変興味深いのです。


▲第3砲台側砲庫

こちら、側砲庫という場所だったようです。今ではベンチとテーブルが置かれ、見事に公園設備となっています。


▲第三号、という文字が確認出来る場所

こちらの施設は、その中も当時の美しいレンガ造りが残っていますが、外へ出ると。。。

休憩用のベンチが併設されています。老夫婦が座って休憩してもおかしくないような牧歌的な風景と、異空間が見事に融合しています。


▲展望台

火の山展望台へ向かうと、上へと続く階段と、下へと続く階段二つに別れています。下へ行く階段を行くと

こんな感じ。上の展望台ではカップルがキャッキャ言い合うことでしょう。下では時が止まったような空間が広がってます。

火の山公園内にも、モニュメントのように旧設備が残されています。


何かわからないものから

こちら、あの戦艦大和の46センチ主砲弾まで様々です。
主砲弾の横を、子供が走り抜けます。

園内は緑で溢れています。

かつて砲台が置いてあった場所には、今では立派な木が生えています。
ここに戦争の設備があったなんて想像もできません。

格納庫へ続く階段がありました。

これだけ園内が整備されていますが、あえてなのでしょうか。
中は真っ暗、蛍光灯なども設置されていません。

静かな闇の中、自分の歩く音だけが響きます。

役割を終えた砲台跡、その中の空気は冷たく静かなままです。

ふと横を見ると、砲台に重なるようにして建てられた遊具が見えます。

 100年前、まさかここに子供が来るとは誰も思わなかったことでしょう。

別に、だから戦争反対〜とかそんなの何も言うつもりもありません。
ただなんとなく、いつか自分に子供が出来たら、ここに連れてきてみたいと思ったのでした。子供の目でみたら、ここは、どう写るのかな。

〒751-0813 山口県下関市みもすそ川町
下関市観光施設課 083-231-1838