
少しずつ肌寒さを感じる季節になってきた。
長い長い天神橋筋商店街を歩いていると、ふと、舞い降りるイメージがある。
それは、クリオネ。
スーパー玉出の個性的な品揃えは皆さんご存知のことかと思いますが、この度「クリオネ」が売られていたことを報告いたします。ちなみに「鮮魚」という分類のようです。 pic.twitter.com/Dmo8CORGHH
— 金原みわ (@zou_da_zou) 2016年2月3日
スーパー玉出の某店舗では、毎年冬の季節・2月頃からクリオネが入荷される。
瓶には3匹入っている。ぱたぱたと動く姿は可愛い。さすが、流氷の天使と呼ばれるだけある。
観賞用だというが、その分類分けがうまくいかないのか、瓶に貼られたラベルは「鮮魚」レシートは「刺身」となっているののが面白い。お買い得、という表記も面白い。
▲2016年度クリオネ
ところで私は大阪奇食倶楽部というサークルみたいなものに属して、珍しい物を食べる活動をしている。
せっかくなので、食べさせていただくことにする。
調理方法は、素材そのものの味を楽しむ”生食”と”茹で”である。

シンナーの臭いがするという噂があるようだけれど、そんなことはない。
また、舌の上で動いている感じはするのかと思ったけれど、そんなこともない。
とにかく小さいのであまり分からない。味付けしていない生臭い貝という感じか。
クリオネ (Clione) は、軟体動物門腹足綱裸殻翼足類(裸殻翼足目、または後鰓目裸殻翼足亜目)ハダカカメガイ科、ハダカカメガイ属。日本ではハダカカメガイ(裸亀貝) Clione limacina とダルマハダカカメガイClione okhotensisが知られる。ギリシア神話に登場する文芸の女神たちムーサイの一柱クレイオー(Κλειώ, ラテン語形 Clio)に由来する。
特徴
巻貝の仲間であるが、成長すると完全に貝殻を失う(裸殻翼足類共通の特徴である)。バッカルコーン(口円錐)と呼ばれる触手が6本あることで定義される。
体は透明な部分が多く、体の前半に局在する内臓のみが不透明である。胴体の前部に透明な1対の翼足 (pteropods) があり、翼足を動かして遊泳する。この姿から「流氷の天使」あるいは「氷の妖精」と呼ばれ、英語では sea angel とも呼ばれる。wikipediaより
巻貝の仲間ということで、私の所感もまあそりゃそうだなという感じである。
大量に集めて、甘く煮詰めて佃煮にしたらまだ美味しいのではないか、という印象を受けた。
冬の風物詩・玉出クリオネ
このクリオネは北海道産で、東部市場から入荷したものだそう。
ちなみに翌年も同じ季節に販売されていた。
皆さま、今年もこの季節がやってまいりました。大阪が誇るスーパー玉出にて、生クリオネの販売開始です。ちなみに、レシートの項目は「刺身」でした。 pic.twitter.com/ktnlTZHAnD
— 金原みわ (@zou_da_zou) 2017年1月17日
ただし、一瓶980円から1380円へと劇的な値上がりをして。
クリオネの豊漁不漁があるのかは分からないが、来年度の時価は一体いくらになるか気になるところである。
▲2017年度クリオネ
発売開始時期になれば、また追って玉出クリオネの販売状況をレポートしたい。
