【愛媛】宇和島の裏観光地「赤松遊園地」がやばい

愛媛は宇和島。

海沿いの長閑な風景が広がるこんなところに、実は、遊園地があるんです。
しかも、その遊園地が凄いらしい!
ということで行ってみました。

その名前は、赤松遊園地。



愛媛 赤松遊園地

赤松遊園地は入場無料です。さっそく入ってみましょう。わくわく!
ゲートはどこかな〜??

ゲート

入ってすぐの大広場

お、おお…
入って数秒で、既存の遊園地の概念が崩れて行きました。
園内に入ると、何もない。日曜日だけど、子供の姿もない。ホントにここ、遊園地ですよね?

看板だけが、遊園地であることを示してくれています。

赤松遊園地とは?

遊園地といえば、子供で溢れるディズニーランドなどのテーマパークをイメージする方も多いと思います。ですが、かつて遊園地は公園•運動場のことを指していました。読んで字のごとく、遊べる場所であれば遊園地だったのです。

宇和島は美しい海に面した場所です。そんな宇和島は海水遊泳もさかんで、ここ赤松遊園地は昭和初期に宇和島運輸によって海水遊泳むけに整備されたそうです。

赤松遊園地は、別名、覗き岩遊園地と言います。

覗き岩

園内には宇和島新24景の一つでもある覗き岩があり、立派な観光地とも言えるのです。

が…
誰も居ない!!

とりあえず、園内を散策してみましょう。

おお、竜宮城っぽい建物が見えます!


昔は何か出来る所だったかもしれませんが、今はただのボート置き場になっています。

あ、シャワー室があります!
なるほど、遊泳後に使うものだったんでしょう。
しかしながら、その小屋は現在では

グニャ〜ン

ちょっと歪んで見えますが、これは広角レンズで撮っているからだと思っておきましょう…
潮風に吹かれて、自然に帰りつつあります。

お、どうやら売店もあるようです。
これも廃墟かな…?

こちらは現役!

やってる!やってるよ〜〜〜!
あー良かった!森の中で迷った後に、人里を見付けたような気分です。お菓子や釣り餌など販売中のようです。

さて、こんな感じの赤松遊園地ですが、これだけじゃ終わりません。
実は、あるんです。
アトラクション。

1、みんな大好きライド

公園やデパートの屋上遊園などあるような、様々なキャラクターが使用されているアレです。
赤松遊園地にあるものが、こちら。

アレ

ウッ…かなり経年劣化が激しい…
でも、なんか…珍しいんじゃないか…?!

真ん中にはロボコン。

ザ•昭和なアニメキャラクターですが、放送されていた年代は1974-77年の物になります。
今じゃこのライドはほとんど見ません。

そして左。ウサギのライド。

ただのウサギではありません。あのエスエス製薬のキャラクター「ピョンちゃん」じゃありませんか!
しかも、ここここれは、ピースサインの形状から1972年頃の5代目ピョンちゃんであると思われます。
http://www.ssp.co.jp/corporate/history/pyonchan/
いやぁこれは貴重ですね〜。

さて、一番右のライド。さっきからチラチラ視界に入る姿から、かなりすごいパワーを感じますが…

わ〜〜〜〜〜〜仮面ライダー!!
反る〜〜〜!エビ反るね〜〜〜〜〜!!

一話一話調べて該当シーンを調べたいくらいです。中の人の背中から、嫌な音がピキピキ聞こえてきそうです。

しかも、仮面ライダーを支える柱が出てる場所も考え物です。
出てます。確実に股間から出てます。


立派なナニをお持ちなことで

2、みんな大好きブランコ

二つ目はブランコ。ですが、これもただのブランコじゃない。

こちらです。

ブランコの行き先は…海?!

そう。こちらのブランコ、漕いだ先が海になっているのです。

ちょっと足を滑らすと海へ真っ逆さま!スリル満点な遊具になっています。設備は古いけど、発想は新しいですね。

勿論、私も乗ってみました。

…わ〜〜〜〜〜〜〜!!!!

すごい!すごい!
目下に宇和島の綺麗な海が広がっています。風を切ってブランコを漕ぐと、海へ飛んで行ってしまいそうです。これは…楽しい!!!

飛んで行けそう

寂れつつも確実に楽しく遊ぶことが出来る。
宇和島の穴場観光地ここにあり!

(Twitterで写真を上げたところ、ブランコは根元の腐食が進んでおり危険という指摘を受けました…使用は自己責任でお願いします。)

赤松遊園地

〒798-0002 愛媛県宇和島市大浦甲2342
0895-22-1023

▼金原みわ著書『日本昭和珍スポット大全』にも掲載させていただきました。ありがとうございます▼

2 件のコメント

  • 宇和島在住の40後半ですが、中学生の時は、赤松遊園地は遠足の場所でした。30年以上前ですね。その頃は、園内の民宿らしき前には、大きなウミガメや伊勢えびがいました。それ以来行くこともなくなりましたが、みわさんがお越しになられていたとは、流石に探検家ですね。

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